【衆院選・広島5区】前職2人と新人1人の三つ巴の戦い
広島テレビ放送
衆議院選挙の投票日まであと2日に迫りました。25日は前職2人と新人1人が激戦を繰り広げる広島5区を取り上げます。 ■自民・前職 小島敏文候補 「私は今回の選挙、小選挙区1本でございます。本当に崖っぷちの選挙を戦っています」 自民党・前職の小島敏文候補です。過去4回の選挙では小選挙区で敗れ、比例で復活。しかし今回は小選挙区のみで臨みます。党派閥の裏金問題という逆風の中での戦いです。 小島候補が追い風と期待するのが、区割りの変更です。県議時代に選挙区だった三原市大和町と本郷町が新たに加わりました。票の上積みが期待されるこの2町で、積極的に支持を呼びかけます。 ■自民・前職 小島敏文候補 「やっぱりいいですね、故郷に帰った気持ち。ここが伸びるようにやらなければいけないと思う」 政治とカネの問題を謝罪するとともに、農業などの産業振興や物価高対策を訴えます。 ■自民・前職 小島敏文候補 「残った人生を本当にこの地域のために頑張ります。日本のために頑張ります。どうかもう1回、もう1回だけでも力を貸してください。よろしくお願いします」 ■立憲・前職 佐藤公治候補 「力貸してください。よろしくお願いします」 立憲民主党・前職の佐藤公治候補です。前回は約4600票差の接戦を制し小選挙区で当選。今回も厳しい戦いが予想されています。訴えるのは、健全な政治への転換や東京一極集中の是正です。 ■立憲・前職 佐藤公治候補 「健全な政治を取り戻す土台とともに、この日本の設計図を大きく根本的に変えなければ地方は壊滅してしまう。それは偶然でも何でもない」 区割り変更で広がった地域では新人候補のつもりで臨みます。新たに加わった尾道市瀬戸田町での街頭演説には、約50人が集まりました。 ■立憲・前職 佐藤公治候補 「正直言って、何人来てくれるかなという思いがあったが、これだけ多くの方がいらっしゃったことは心強い。みんな色んな悩みや問題を抱えている。それを解決すべきアイデアもたくさん浮かんでいる。どうか私をこの地で使っていただきますように、自分も全力で頑張っていきたい」 一方、前職2人に挑むのが、共産党の新人・猪原真弓候補です。 ■共産・新人 猪原真弓候補 「今回の総選挙は、自民党政治を変える大きなチャンスです。一握りの大金持ちや、大企業に手厚くしている自民党では、暮らしは良くなりません」 訴えるのは、将来的な消費税廃止や給食費の無償化などです。 ■共産・新人 猪原真弓候補 「国が責任を持ち、家庭に残ったお金は地域経済を豊かにします。子どもは社会の宝ではありませんか。子どもたちに希望ある未来を残すのは大人の役目」 選挙戦への挑戦は、今回が初めて…。 平和で暮らしやすい世の中をつくるため、毎日街頭で訴えてきました。 選挙戦の終盤も、最後まで選挙区を走り回って支持を呼びかけます。 ■共産・新人・猪原真弓候補 「体力勝負だから。今やっていることと同じ。声が枯れるほどではないけれど、(最後まで)行ってないところへ行こうと思う」 広島5区のおよそ30万人の有権者はどんな判断を下すのか。 審判の日まであと2日です。 【2024年10月25日放送】