【一問一答】福間香奈女流名人 大山康晴十五世名人の揮ごう盾手に「重みある」
将棋の第50期岡田美術館杯女流名人戦でタイトルを奪取した福間香奈女流名人=清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花=の就位式(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)が22日、東京・千代田区「ザ・キャピトルホテル東急」で行われ、就位式後の福間がスポーツ報知の取材に応えた。 【主な一問一答】 ―女流名人に復位し、就位式はどうだったか。 「あたたかい言葉をたくさんいただいて…すごくうれしい気持ち。次にまた励みになるような就位式にしていただいて、感謝しています」 ―寄せ木細工のトロフィーが手元に。 「やっぱり普通のトロフィーと違って、すごくあたたかみのあるトロフィーですごく新鮮な気持ちになりました」 ―大山康晴十五世名人の「努力」という揮ごうが入った名人盾も。 「小学生のときには大山先生の扇子をずっと使っていたので、偉大な先生の揮毫は重みがあるものだなと改めて感じました」 ―今年度の目標は。 「対局が続いていく。目の前の対局に全力を尽くせるように頑張りたい」 ―第51期の女流名人リーグメンバーを見て。 「結構年齢層が低くてフレッシュなリーグ戦かなとみています」 ―最近のリフレッシュ方法は? 「マッサージとか…(笑い)」 ―女流棋士50周年の年。 「今日も蛸島先生がいらっしゃていました。先輩方が作り上げて下さった50年だと思うので、対局している以上、自分も全力を尽くしたい」 ―本日の和服は。 「選んでいただいたものですが、今回は落ち着いてかっこいい色合いで、でも絵柄はすごく華やかなですてきでした」 ―母・里見治美さんは女流名人の姿を見ていかがですか。 治美さん「一番最初に女流名人になったのが高校生のときだった。それからずっと防衛という形でしたが、ここ最近は出てなかった。また奪還できて、すごく感慨深いものがあります。皆さんにお祝いしていただいてすごくうれしく思います」
報知新聞社