琴浦の新しい特産に 「とっとり琴浦グランサーモン」メニュー試食会
琴浦町商工会は21日、同町で陸上養殖されているトラウトサーモン「とっとり琴浦グランサーモン」のメニュー試食会を同町徳万の石見会館で開いた。出席者は町内の飲食店や製造小売店の計10店舗が考案した料理を試食し、「琴浦の新しい特産に」と意気込んだ。料理は各店舗で22日から通年提供される。 とっとり琴浦グランサーモンは、鳥取林養魚場(同町赤碕)が2017年から養殖し、県内外に出荷。同町の新名物にしようと町内飲食店が実行委をつくって料理を考え、毎年、期間限定で提供していた。 この日の試食会には、バター風味の白みそ鍋や昆布締め押しずしなど趣向を凝らした10品が並んだ。レストハウスえびす(同町逢束)が考えた包み焼きは、バジルやトマトのソースとの組み合わせが抜群。町観光協会の中本裕子さん(33)は「サーモンは脂が乗っていて甘味があり、身はふんわりと柔らかくておいしい」と笑顔で頰張った。 とっとり琴浦グランサーモン事業実行委の牧田卓也委員長は「地元産だから新鮮で魚臭さが少ないのが特長。琴浦に来た際はぜひ店に立ち寄ってほしい」と話した。 提供店舗の情報は同事業公式ホームページで確認できる。
日本海新聞