災害廃棄物の海上輸送を検討 能登地震、道路復旧難航で
能登半島地震で倒壊した建物のがれきなどの災害廃棄物について、政府と石川県などが海上輸送を検討していることが2日、分かった。政府関係者が明らかにした。能登半島の幹線道路が深刻な被害を受け、復旧に時間がかかる見通しが強まったため。 被災地では国による権限代行で港湾の復旧を進めており、応急復旧した港からの搬出を検討している。 被災地では住宅などの被害認定調査が始まり、今後損壊した家屋の解体が進む見通し。地震から1カ月が経過し、活動するボランティアが増えれば、壊れた家具などの搬出も進むため、処理体制の整備が急務となっている。