「秋田を誇れる街にしたい」…連日行列“リンゴあめ”で地元盛り上げ、若者に笑顔を!
若者の間で人気の高い、果物を使ったスイーツの移動販売に取り組んでいる男性が秋田市にいる。若者たちが「秋田は何もない」と言って、地元を去っていく現状を打開すべく奮闘する男性の思いに迫った。 【画像】毎月登場する新作フレーバーの数々
人気上昇中“リンゴあめ”で仕掛ける
SNSで人気に火が付き、いま秋田の若者の間で話題となっているスイーツがある。 宝石のようにキラキラと輝くリンゴあめ、その名も「蜜飴林檎」だ。 このリンゴあめの仕掛人が、秋田市出身の岩間大和さん(29)。岩間さんは普段、広告のデザインなどの仕事をしている。 首都圏を中心に若者の間でリンゴあめの人気が高まっていることを知り、“秋田にもトレンドを”と考え、2023年11月にリンゴあめの専門店を立ち上げた。 蜜飴林檎・岩間大和さん: 秋田の若者に笑顔を与えられるような場所や空間を届けたいと思ったのがきっかけ。若者たちが「秋田は何もない」と言って地元を去っていく現状を見たときに、すごくもどかしさを感じて、自分で秋田を活気づけられるようなものを届けようということで“リンゴあめ専門店”。全国ではやっているので、秋田に持って来ようと思い始めた
県産リンゴ使用 こだわりの「蜜飴林檎」
自慢の蜜飴林檎は、横手市や由利本荘市産のリンゴを使うこだわりようだ。品種は、酸味と甘みのバランスが良い「ふじ」を厳選している。 リンゴを丸ごと使ったものと、食べやすい一口サイズから選ぶことができ、毎月新作のフレーバーを投入。遊び心あるラインナップで買う人を楽しませている。 蜜飴林檎・岩間大和さん: 始めてまだ半年もたっていないが、10回以上買っている人もいる。市外に出店したときに「2時間半待ったよ」という声もあって、連日行列をつくることができて、本当にやっていて良かったと思う こだわりのリンゴあめを求めて、平日にもかかわらず、続々と客がやって来る。 買いに来た人: SNSで見ていたが、リンゴあめって普段食べる機会がないので、とてもおいしくて良かった 子どもに食べさせてあげたくて、リンゴあめを買ったという人は、「かわいい!思った以上にパリパリで、リンゴもちゃんと酸味が効いているおいしいリンゴ。急いで持って帰ります」と、笑顔だった。