豆腐でヘルシーなドッグフード 浜松の企業、共同開発
浜松市浜名区都田町の豆腐専門店「須部商店」など市内企業3社が協力し、豆腐の犬用ペットフード「おとうふらすく」を開発した。犬に必要な栄養素が豊富な国産大豆を使用した。1日に販売を開始した。企業の代表らは「ペットフードで地産地消を盛り上げたい」と話す。 共同開発したのは須部商店のほか、無添加国産ペットフードを通信販売する「オフィスグローボネット」と、ドッグランやペットホテルなどを経営する「Dog(ドッグ)リフレOGGi(オッジ)」(いずれも同市中央区)。 豆腐には犬の健康にいいとされるリノール酸やαリノレン酸がバランス良く含まれている。南アルプス山系地下水仕込みの豆腐を乾燥させ、ラスク状にした。須部商店の須部治社長(61)は「初めての試みで刺激になる。豆腐の新たな市場の開拓につながったらうれしい」と期待する。 地元企業の食品を使ったオフィスグローボネットとDogリフレOGGiのペットフード開発は第2弾。前回はウナギの頭を使った商品を発表した。売れ行きは順調で、おとうふらすくも想定以上の予約が入っている。DogリフレOGGiの荻一司オーナー(46)は「今後も浜松ならではのペットフードの開発に挑戦したい」と話した。 価格は税込み990円(1袋50グラム)。オンラインショップ「ねこのて商会」で予約を受け付ける。問い合わせはオフィスグローボネット<電050(3569)8826>へ。
静岡新聞社