28歳で「年収400万円」は低いですか? 婚活中ですが、微妙な反応をされ良いご縁につながりません。共働きなら問題ないのではないでしょうか…?
結婚相手を決めるうえで、相手の収入が気になるという人は多いでしょう。だからこそ、自分の収入額が相手の求める基準に達しているのかどうかは気になるところです。とはいうものの、すべての人が収入の多さを結婚の条件として挙げているわけではありません。 そこで今回は、各世代別の平均年収はいくらぐらいなのか、どの程度の人が結婚相手に収入の多さを求めているものなのか、詳しく解説します。
28歳で年収400万円は平均的に見て低い?
一般的に、年収は年齢に応じて高くなるため、年齢の10万倍の額が相場だといわれています。 このことは統計でもある程度示されており、厚生労働省が発表した令和4年の「賃金構造基本統計調査」においては、20代前半の平均月収は21万8500円ですから年収にすると262万2000円、20代後半の平均年収は301万4400円、30代前半の平均年収は337万2000円、30代後半の平均年収は375万円です。 これには賞与の金額は含まれていなことを考慮すれば、28歳で年収400万円であれば、年収は平均かやや高い方だといえるでしょう。
結婚相手に経済的な豊かさを求める人はどれくらいいるの?
年収が平均より高いとしても、人によってはそれ以上の年収を結婚相手に求める人もいます。どのような価値観を持っているのかは、人それぞれです。 男女共同参画局が令和3年に行った「人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書」によると、現在結婚している人の半数以上が結婚した理由として「好きな人と一緒に生活したかったから」と回答しています。そのほか、多いのは「子どもが欲しかったから」「家族を持ちたかったから」「精神的な安らぎの場を持ちたかったから」などの理由となっています。 それでは「経済的な安定を得たかったから」という理由で結婚した人がどれくらいいるかというと、男性で4.1%、女性で12%です。経済的な理由を結婚の条件としてあげる男性はほとんどいないものの、女性の場合は8人に1人くらいの割合でそのように考える人がいることが分かります。 もちろん、この調査における「経済的な安定」という表現がどの程度の年収を意味するのかは曖昧ですが、男性よりも女性の方が相手の収入額に敏感でシビアであるといえるでしょう。