バスの運転士不足解消へ!自動運転バスの試験【長野】
バスやタクシーなどの運転手不足が深刻化し、くらしにも影響が出始めています。 そんな中、塩尻市は市民向けに自動運転バスの試乗を始めました。 市街地を走るバス・・・運転手はハンドルを握っていません。バスの運転手不足が全国的に叫ばれる中、2025年度の実用化に向けて市民向けの試乗体験が塩尻市で始まりました。 ■試乗者 「まだブレーキの部分に少し人と比べてかくつきがあるけれど、それ以外はスムーズに運転しているし、安全にも配慮されている所が伺えるので非常に快適かなと思う」 ■試乗者 「かなり色んな配慮がされているという印象だから、これから段階が進んでいけば信頼して良いものになるんじゃないかなと感じた」 21日から11路線で日曜日の路線バス運行が休止となった長野市の長電バス。 早くも戸惑いの声が・・・ ■路線バス利用者 「日曜日、運休… そうなんだ…」 ■長電バスの係員 「申し訳ございません。きょうから日曜日、当面の間、運休となっています。ごめんなさい。」 ■路線バス利用者 「これは不便すぎる」 ■路線バス利用者 「部活でちょっとやばいです。今必死で電車を探しています。きょうからなんですか?調べてこなかった。自分が悪いけど日曜日も運行してくれたらうれしいかな」 今回塩尻市で行われている自動運転は5段階に分けられたうちのレベル2です。アクセルやブレーキなどは自動ですが、運転手が同乗し緊急時は手動に切り替えます。 将来的には運転手が同乗しない「レベル4」が実現すれば運転手不足やそれに伴う減便に待ったをかける手段となります。 ■塩尻市産業振興事業部・百瀬亮さん 「(塩尻市内も)バスに加えてタクシーも含めてになるがやはり少子高齢化に合わせて免許を持っている人が減ってきているという現状はある。(今後は)市内で無人自動運転のサービスが常に体験できる環境を作っていく予定」 自動運転バスの試乗は26日まで市内の3つのルートで実施されます。