『今日好き 冬休み編2024』らちまほカップルインタビュー 「ほかの男子に取られたくない」実った“一途な想い”
現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける恋愛番組『今日、好きになりました。』(ABEMA/以下:今日好き)。2024年12月末にオンエアされた『冬休み編2024』最終話では、らいち(甲斐虎壱)×まほこ(瀬乃真帆子)の“らちまほ”カップルが新たに誕生した。 【写真】らちまほカップルの撮り下ろしカット 同年秋の『ドンタン編』から、継続メンバーとして2度目の旅に挑んだ、まほこ。“ポニーテール揺らします”のお茶目な印象を抱かれがちな彼女だが、実は相手との対話を通して、お互いの恋愛観が合致しているのかを重視するなど、思慮深い性格の持ち主。それゆえ『ドンタン編』では相手の気持ちに迷いがあったことから、あと一歩のところで恋が実らず。とはいえ、今回の旅で出逢ったらいちの横では、まほこの表情が不安で曇ることなぞ、ほんの一瞬もなかったように思う。 らいちのどんな部分が彼女に刺さったのか? 旅の当時の振り返りや、まほこ持参のチアユニフォームについて、さらには遠距離恋愛に関する近況からそれぞれの冬のテーマソングまで、たっぷりと話を訊いた。(一条皓太) ・「会う人会う人に、絶対ってくらい真似されます」(まほこ) ーーまずは、おふたりの第一印象から振り返ってもらえますか? らいち:第一印象は……かわいい(笑)。まほちゃん(まほこ)のことは、旅に参加する前から動画などで観ていたんですけど、この時代だとフィルターで加工とかもできるじゃないですか。なのに、動画よりも実物の方がかわいくてビックリしました。 ーーらいちさん、話すときは私の方を向いてくださいね。まほこさんをチラ見しないでください。 らいち:いや~、かわいくて! まほこ:(笑)。私は初日の途中から参加したのもあって、全員の顔をすぐには覚えられず。らち(らいち)のことは、背が高くてカッコいい男の子って認識していました。 ーー今回は3泊4日の旅でしたが、おふたりが初めて会話をしたのは2日目の夜のこと。通常の『今日好き』に比べて日数が多かったとはいえ、2日目になっても気になる相手を絞り切れていなかったあたり、焦りや不安もあったのではないでしょうか。 まほこ:そうですね。でも、らちと話したらすぐに“この人にしよう”って思えて。それまでの2日間は探り探りだったのに、夕食のバーベキューのときに自分から話しかけてみたら、居心地がいいなってすぐに思えたんです。なんだろう……無言でも気持ち悪くない、みたいな? らいち:“気持ち悪い”って(笑)。 まほこ:なんか……空間が?(笑) そう、空間がすごくよかったんです! すらすらと言葉が出てくる感じ! ーー前世がラッパーだったのかもしれないですね。らいちさんとは、具体的にいつ頃から話しかけたいと考えていたのでしたっけ? まほこ:それこそ初日の夜から。グループ行動で食べ歩きをしているとき、私が「これ食べますか?」って聞いたら「あ、はい~」って答えてくれて。そのときのらちがもうめっちゃ笑顔で、すごく惹かれちゃいました。らちのニコニコしているところ、大好きです。 らいち:ありがとう! ただ僕自身、本当は2日目の夜から新しい恋を見つけようとはしていなかったんです。 ーーというと? らいち:自分のなかで計画があって。2日目の夜にひとりの子に気持ちを固めて、3日目は必死にアピールして、最終日に告白する。そんな流れです。実は、まほちゃんのことを気になってはいたんですけど、本人はたくや(林田拓也)とくめはる(久米陽斗)の方に意識が向いていそうだったのと、なにより“もう2日目だから”という理由で、その気持ちを途中までは僕のなかで騙そうとしていて。 ーーほほう。 らいち:あのバーベキューの前にも、周囲に相談して“それで本当にいいの?”って聞かれていたんですよね。そこからちゃんと考えて、いま決め切るのは違う。自分の気持ちに素直になろうって思い直したとき、まほちゃんの方から僕を隣の席に誘ってくれて。まさかのタイミングでした。僕はあのときビビっているだけだったし、まほちゃんと周囲の人たちに救ってもらえた形になります。 ーーなるほど。とはいえ今回のカップル成立には、らいちさんの決断や真摯な想いも不可欠だったと思いますよ。実際、3日目に遊園地を訪れた際、お互いに絶叫系アトラクションが苦手なことから「まほこちゃん、ふたりで安全なやつ乗らん?」とお誘いしたわけですし。 まほこ:うん。あのお誘い、とってもよかった! らいち:僕と一緒で、まほちゃんも絶叫系が苦手だと教えてくれていたので、逆にこれはチャンスでしかないなって思えて。まほちゃんのことを、もっとたくさん知りたかったんです。しかも、らいと(奥村頼斗)まで一緒についてきてくれたし、最後には「ふたりで行っちゃえ! 行っちゃえ!」って僕らを快く送り出してくれて。 ーーまほこさんがかつて『ドンタン編』で発明した伝説のフレーズですね。 まほこ:まさかの私に返ってきちゃった(笑)。すごくうれしかったです。 ーー具体的に、どのあたりがうれしかったのでしょう。 まほこ:自分を褒めることになっちゃいますけど、ああやって言ってもらえることで、気を遣わないで2ショットに行けるなと思えました。しかも私自身のネタだったのでなおさら! ーーむしろ、2ショットに行くしかなくなりますよね。あのフレーズですが、まほこさんはその後、周囲の方々に真似されるなどは? まほこ:会う人会う人に、絶対ってくらい真似されます(笑)。 ーーらいちさんもそのうち、言われる立場になると思いますよ。 らいち:マジか~(笑)。 ーーその後の2ショットは、おふたりが結ばれる上で極めて重要な時間に。改めて振り返っての感想を聞かせてください。 らいち:まほちゃんに、さらに惹かれる2ショットでしたね。お互いの恋愛観について、まほちゃんの方から“好き”ってたくさん言ってほしいだったり、色々なことを教えてくれて。僕自身、恋人にはたくさん愛情表現をしちゃうタイプなので、それを喜んで受け止めてくれる子だと知れて、ますます魅力的だなって感じるようになりました。 ・「もう失恋ソングは聞かないって心に決めました!」(らいち) ーー最終日には、男子から女子への“最後のアピールタイム”が。ここでは、まほこさんが約束のチアユニフォーム姿に。『今日好き』を長年にわたり観ていますが、あの衣装をスーツケースで持参してきたメンバーは初かと思います。 まほこ:うふふふっ(笑)。 らいち:あの段階ではもう、まほちゃんと付き合いたいって決めていたんですけど、まさかのユニフォーム姿まで見せてくれて。もう、僕の心のボルテージが“がんっ!”って一気に突き抜けましたね。 ーーわかります。 らいち:しかも、バーベキューで話したのがまだ2日目の夜のこと。まだお互いのこともそこまで深くは知れていないはずなのに、あんなかわいい姿を見せられたら、ほかの子のことなんて考えられなくなっちゃうじゃないですか。 ーーわかります。 らいち:ほかの男子に取られたくないし、離したくない。そう思わされるくらい、本当にすごい子なんだって思わされました。 ーーとはいえ、らいちさんがもし、あの場で“まだ迷っているんだよね”なんて言ったときには……。 まほこ:いや、(ユニフォームなんて)見せないですよ。 ーーですよね(笑)。あの姿は、らいちさんが一途だったからこそ、日の目を浴びたのだと思います。とはいえ先ほどもお話にありましたが、おふたりが2ショットをしたのは、最後のアピールタイムを除くと、3日目のグループ行動のみ。たとえ『今日好き』テンプレートの2泊3日の旅だったとしても、結果的にはかなり短い時間でカップル成立に至ったと言えますが。 まほこ:言われてみればたしかに! いま初めて気がつきました。遊園地でずっと一緒だったのが大きかったのかな。でもやっぱり、大切なのは時間じゃないのかもね。 らいち:旅に参加してみて、僕自身もそう思った。井上(裕介)さんも話していたよね。大切なのは、時間の長さでも、話した回数でもない。1回ごとの印象の強さだって。僕がまほちゃんを好きになっているのが、なによりの証拠です。 ーーつまりは、運命のお相手だと。 まほこ:わ~お(笑)。 らいち:えへへへへっ(笑)。 ーーとはいえ、おふたりは結果として遠距離恋愛に。近況はいかがでしょう。 まほこ:もともとは好きな人にたくさん会いたい方なので心配だったんですけど、らちは電話もたくさんしてくれるし、いつかはサプライズで私の住む静岡まで来てくれるらしいので。いまはもう全然安心! らいち:僕の地元の宮崎からは、飛行機で1時間だったかな。電車だと、乗り継ぎ3回で8時間くらい。まほちゃんにたくさん会いたいので、僕が頑張ります! ーー頼もしいです。ここからは少し趣向を変えて、おふたりそれぞれ“冬のテーマソング”があれば教えてください。 まほこ:いっぱいあります! 私はミセス(Mrs. GREEN APPLE)が大好きで、かなりガチ勢なんですよ。バンドなら「私」で、大森元貴さん(Vo/Gt)のソロ活動の方なら「メイプル」がお気に入り。特に「メイプル」は、“THE 冬のカップルソング”で、大森さんと元松美紅さんが男女で交互に歌うところがポイントです。いつかカラオケで一緒に歌いたいねって、らちともこの間、話していたんだよね。 らいち:うん! ーーこの質問を通して、おふたりの間柄がもっと深まればと思っていましたが、その必要はなかったわけですね(笑)。 らいち:(笑)。僕の今年のテーマソングは、berry meetさんの「月が綺麗だって」。サビの歌詞が、僕のいまの気持ちとまったく一緒なんです。 ーー読者の方には、この記事を読み終えてから、歌詞を調べていただくとしましょう。 らいち:ちなみに昨年までは、back numberさんをずっと聴いていました。実はこの時期に彼女がいるのは人生初で。クリスマスは毎年、男友だちと一緒にback numberさんの曲を聴いては、宮崎の数少ないデートスポットを眺めて、悲しい想いで世のカップルを羨んでいたんですけど……今年はめちゃめちゃかわいい彼女が隣にいてくれるので、もう失恋ソングは聞かないって心に決めました! ーーらいちさんのご友人にも、めちゃめちゃかわいい彼女ができることを祈っています(笑)。最後に、今回の旅のタイトルは『冬休み編2024』。ということで、おふたりの冬休みの予定を聞かせてください。 らいち:まだ決められていないので、ふたりでこれから話し合います! まほこ:あ、初詣とか! らいち:行きたいね。もちろん僕が静岡まで会いに行きます!
一条皓太