『陽の目を見ない場所に光を』――今年で2年目を迎えたジャパンウィンターリーグが沖縄で開幕
鷲崎氏は佐賀西高から慶大に進学。大学4年間で、東京六大学リーグ戦でのベンチ入りがかなわなかった。このままユニフォームを脱ぐのはあきらめがつかない、と卒業翌年の16年1月にカリフォルニアウィンターリーグに参加。出場機会を得ることで活躍し、独立リーグから声がかかるほどの成果を上げた。「現実的に『ここまでか』と思いまして、今度はビジネスの世界で頑張ろう」とユニフォームを脱いだ。鷲崎氏は「踏ん切りをつける場所」として、達成感を得たという。サラリーマン生活を経て、今度は運営側として「夢をつくる場所」を提供していきたいと、22年に(株)ジャパンリーグを創業した。野球界の底上げの重要性を、身を持って知っており、今年も1カ月、愛する野球のために汗を流していく。
週刊ベースボール