永瀬貴規杯柔道大会、母校の長崎日大高で開催 児童ら750人が五輪王者と交流 諫早
今夏のパリ五輪柔道男子81キロ級で史上初の連覇を達成した永瀬貴規による柔道大会「第4回永瀬貴規杯」が21日、母校である長崎県諫早市の長崎日大高N・アリーナで行われ、県内外から集まった幼児や小中学生ら約750人が金メダリストと触れ合った。 大会は2020年にスタート。子どもたちに夢を与えると同時に、永瀬自身のモチベーションにつなげたいと、長崎日大柔道部の協力を得て定期的に開いている。 今回は永瀬と同じ旭化成所属で、5月のアブダビ世界選手権81キロ級に出場した後輩の老野祐平(長崎日大高出身)も参加。老野の大学時代の恩師で、全日本男子コーチも務める帝京平成大の小野卓志監督も来場した。3人は表彰式の際にメダルプレゼンターを務めた。 小学男女1、2年重量級を制して、永瀬から首に金メダルをかけてもらった草野喜信さん(福江)は「永瀬選手の絶対的に強いところが好き。目の前で勝てて良かった。自分もオリンピックで活躍する選手になりたい」と元気いっぱいだった。 大会は回を重ねるたびに参加者が増加。今回は22日の練習会と合わせて延べ約1300人が永瀬と交流する予定となっている。永瀬は「昔の自分に戻れる感覚が好き。自分がそうだったように、大会だからこその喜びや悔しさを通じて成長してほしい」と目を細めた。