【ウインターカップ2024】福岡第一の八田滉仁と双子ガードの宮本聡&耀「初戦から気持ちを前面に押し出して」
「正直、今はまだチームの状態は良くない」
──今年はライバルの大濠にまだ一度も勝てていないと聞きました。これはかなり悔しいことですよね。。 八田 U18日清食品トップリーグの大濠戦もウインターカップの県予選決勝戦も、どちらも本当に悔しかったです。特にトップリーグの対戦では、コーチと主力の2人を欠いている相手に気持ちの部分で負けてしまったのが大きかったです。県予選では技術的にもメンタル的にもまだまだ差があると感じました。 宮本聡 一番印象に残っているのは、インターハイ中部地区予選の大濠戦で、八田さんと崎濱秀寿選手が怪我をして、僕と耀がスタートで初めて出場した試合でした。チームは1点差で負けましたが、それまでは点差が開くことが多かったので、チームとしても成長していたし、初めてのスタートで新鮮な気持ちでプレーできたので僕たち2人としては大事な手応えを得られました。反対に、トップリーグの大濠戦では僕たちの力不足で負けてしまい、まだまだだと痛感しました。 ──ウインターカップが近づいてきています。チームの雰囲気も含め意気込みを聞かせてください。 宮本耀 課題はいくつかありますが、優勝するためには走ることとディフェンスが大事です。そこを強化するためも、出発までの期間でしっかり練習をすることが優勝への近道だと思うので、絶対優勝してやるという強い気持ちで挑みたいです。自分自身、去年のウインターカップで貢献できなかった悔しさを晴らすためにも優勝に向けて燃えています。 宮本聡 正直、今はまだチームの状態は良くないです。昨日と今日も叱られましたし、まだ全員が本気で一つにまとまっているわけではありませんが、ここからの練習で何とか仕上げて、ウインターカップで良いパフォーマンスを見せたいです。個人的には身長が低い分、ルーズボールで負けたくないです。特に11月4日の大濠戦では、僕たちがルーズボールやリバウンドのこぼれ球をなかなか取ることができずに気持ちの面で負けてしまったので、ウインターカップでは初戦から気持ちを前面に押し出して、絶対にルーズボールでは負けないようにしたいです。 八田 チームのために一人ひとり何ができるかを話し合い、ここからウインターカップに向けてまたチーム全体の雰囲気が良くなっていくと思います。最終的に点を取らないと勝てないスポーツなので、技術面ではシュート力が大事になってきます。激しいディフェンスからイージーな形で得点を奪うのが理想ですが、僕たちにはシュート力が足りていないので、メンタル面を整えてシュート力を上げてウインターカップに挑みます。