「頼らなきゃいけない」松下洸平“牧野”、不登校の児童と向き合い寄り添う姿に「牧野先生成長してる」と反響<放課後カルテ>
松下洸平主演のドラマ「放課後カルテ」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/※Hulu・TVerでも配信)の第7話が11月23日に放送。相対する児童2人の悩みに寄り添う牧野の姿が描かれ、X(旧Twitter)では「牧野先生成長してる」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。 【写真】ヘルメットを被り、「パトロール中」のラベルを下げた自転車をこぐ牧野(松下洸平) ■学校医が主人公の保健室ヒューマンドラマ 日生マユの同名漫画(講談社「BE・LOVE」所載)が原作の本作は、世代を超えて多くの読者から愛されている作品を初めてドラマ化。学校医として小学校に赴任してきた、文句ばかりで口も態度も大きい問題の小児科医・牧野(松下)が、鋭い観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマとなっている。 ■不登校児童・聡の家庭訪問に同行する牧野 その日、保健室に来ていた6年2組のれいか(畠中一花)。健康なのに保健室を出ようとしないれいかに、牧野(松下)は迷惑がるが、何か事情があると察した篠谷(森川)は、牧野にれいかを託して教室へ。れいかは率直な物言いから純美(池尻稀春)を泣かせてしまい、それをアローラ(レクシー コール)に感じ悪いときがあると指摘され孤立していた。一方、授業終りに篠谷は、アローラらにれいかと何があったのか話を聞く。 そんな中、牧野は6年1組担任の藤岡(平岡祐太)に頼まれ、不登校の児童・聡(渡邉斗翔)の家庭訪問に同行することに。聡は父親が家を出ていってから部屋にこもるようになり、母の順子(市川由衣)ともほとんど顔を合わせていなかった。牧野は聡の健康状態を気にかけるが、看護師の順子は急な仕事のため、話もそこそこに出ていってしまう。 牧野と藤岡が声をかけるが、無視して家を飛び出した聡。帰宅中のれいかと遭遇し、好奇心かられいかも聡の後を追う。聡の家出を藤岡が対応する中、牧野はバスに乗った聡とれいかを自転車で追いかける。 ■奮闘する篠谷の姿に「疲れた大人にも響いちゃう」 聡とれいかがバスで向かった先は「魚谷モータース」だった。聡は、父親が家を出ていく際に教えてくれた会社名をたよりに、父親に会いに来た。しかし、すでに退職していた。会えないという事実にショックを受けて栄養失調もあり、肩を落として膝をつく聡。ちょうどその時、牧野が2人に追いつき、そのまま病院へ行くことに。 仕事の合間に聡の様子を見に来た母の順子(市川)だったが、聡は口を開かない。何も言わない聡の代わりに、聡が父親に会いに行ったことを伝えるれいか。聡は、毎日けんかの絶えない両親に放った「毎日けんかばっかりするなら別れればいいじゃん!」という発言のせいで父親が出て行ったと思っていた。 「寂しい」という思いを言えなかった聡に対し、何も伝えてくれない息子に順子もまた寂しい思いを抱えていた。「家族やるの下手くそでごめんね」と聡に呼びかける順子に「下手くそなことは他に頼らなきゃいけない」と、一人で抱え込まずに学校という頼る場所があることを伝える牧野。互いの気持ちを分かりあえた聡と順子は、家族として前に進むのだった。 翌日、変わらず保健室に居座るれいか。すると、登校してきた聡が顔を見せる。聡は保健室登校ではなく、教室で授業を受けようとしていた。そんな聡の姿に感化され、れいかも教室で授業を受けようと保健室を出る。不安な気持ちを抱えつつ教室に戻ったれいかは、傷つけてしまった純美や周囲のクラスメートに頭を下げ、「嫌なことがあったら教えてほしい」と話す。純美もまたれいかに「ごめんね」と謝り、無事に仲直りができたのだった。 相対する児童2人の悩みが描かれる中、牧野の先生としての成長も描かれた第7話。SNSでは「グッときた」「心に響く」「牧野先生成長してる」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部