岸田派解散、正式に決定 5首相輩出の宏池会、66年に幕
自民党岸田派(宏池会)は23日、臨時の派閥会合を東京都内で開き、派閥解散を正式決定した。所属議員が集まる最後の場で、事務総長の根本匠元厚生労働相ら幹部が解散に至る経緯を説明、了承を得た。池田勇人氏をはじめ岸田文雄首相まで計5人の首相を輩出した同派は、66年の歴史に幕を下ろす。 既に会長を退き派閥を離脱した岸田首相は会合に出席せず、ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官も欠席した。 会合では、事務総長代行の小野寺五典元防衛相が「政治改革の議論を前に進めるためにもご理解いただけると幸いだ。全ては政治の信頼回復のためだ」とする林氏のコメントを代読した。