米国、鳥インフルで鶏卵価格高騰 過去最高を更新
Leah Douglas Tom Polansek [20日 ロイター] - 米国では、クリスマスの休暇シーズンを前に鶏卵の卸売価格の高騰が続いている。産卵鶏への鳥インフルエンザの感染が急加速しており、鶏卵の供給が減少している状況だ。 商品データ会社エクスパナによると、中西部では18日の卸売価格(Lサイズ)が1ダース(12個)当たり5.57ドル(約870円)と、前年比で150%も値上がり、これまで過去最高値だった2022年12月の5.46ドルを上回った。 カリフォルニア州では、ケージ飼育を禁止した規制により、卵の供給がさらに減少。価格は過去最高の8.85ドルを付けた。 米農務省によると、10月の全国の産卵鶏飼育数は前年同月比3%減の約3億1500万羽。産卵数も4%減少した。 農務省は今月、25年の産卵数と鶏卵輸出の見通しを下方修正。価格見通しは上方修正した。