インスタントコーヒー市場初 「ネスカフェ ゴールドブレンド」からカフェイン50%オフ商品が登場
ネスレ日本は「ネスカフェ ゴールドブレンド」(ゴールドブレンド)からインスタントコーヒー市場で初となるカフェイン50%オフ商品「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインハーフ」(カフェインハーフ)を11月20日に新発売する。 より良質な睡眠をとりたいといった健康志向の高まりからカフェインレスコーヒー市場が拡大していることを受けた動き。 カフェインカット率100%に近いカフェインレスコーヒーは、就寝前など日中活動のオフのシーンで飲まれる傾向にある。 「カフェインハーフ」は、カフェインレスコーヒーでは取り切れない仕事中などの日中活動のオンのシーンでのカフェインレスニーズに対応する。 11月15日、発表したネスレ日本飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&システム&ギフティングビジネス部の中西弘明シニアマーケティングスペシャリストは「オンにもいろいろな種類がある。カフェインレスは夕食後や就寝前など飲用シーンが限られるのに対し、『カフェインハーフ』は朝を緩やかに始めたいという方や、昼あるいは夕方と多様なオケージョンに適した商品」と語る。
「カフェインハーフ」の発売に伴い、カフェインの摂取量をコントールする“カフェインチョイス”を提唱して「ゴールドブレンド」本体や「ゴールドブレンド カフェインレス」との買い回りを促進し「ゴールドブレンド」ブランドの活性化を図るのが狙い。 「『カフェインハーフ』だけを売るのではなく『ゴールドブレンド』トータルでコミュニケーションを展開していく」と語る。 11月20日にAmazonと一部の小売店で発売開始するのは、スティックブラックタイプ(20P)1品。 ブランドからニュースを発信して話題喚起を図るため、スモールスタートとして1品を発売し、来春から本格展開する。 来春にはアイテム数の拡充と大規模コミュニケーションを予定している。 当面はトライアル獲得に主眼を置く。「コーヒーの飲用経験がない方や、カフェではコーヒーを飲むがご自宅では飲まれない方にトライアルしていただきたい」という。
大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科の福島洋一教授は「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(厚生労働省)を引き「カフェイン摂取は1日400mgを超えると睡眠に影響を与える可能性があるとされている」と指摘する。 その上で、1日の中でカフェイン入りコーヒーやカフェインハーフ、カフェインレスなどを組み合わせてカフェイン摂取量を調整することを推奨。 「カフェインを摂取すると30分から1時間くらいで血液の中に入り、半減期は4時間程度。このことを考慮しながら1日のリズムを考えていなかければならない」と説明する。