囲碁マンガ21年ぶりに連載開始 27日発売ヤングマガジン「伍と碁」打ち初め式で発表
「1月5日は囲碁の日 令和七年『打ち初め式』」が5日、東京・市ケ谷「日本棋院」で行われた。囲碁棋士にとっては、「仕事始め」となる。その式場で新たな囲碁マンガの連載が発表された。 今月27日に発売予定のヤングマガジンに掲載される「伍と碁(ごとご)」(原作蓮尾トウト、漫画仲里はるな)だ。野球もサッカーも勉強もすべてに才能があった主人公、秋山恒星が囲碁で挫折を味わう。高校生になって再び囲碁を始め、かつて敗北を喫した5人の天才少年少女にリベンジを誓う物語だ。 日本棋院によると、囲碁を題材としたものとしては、「ヒカルの碁」以来21年ぶりになるという。同院は全面協力するほか、国民栄誉賞棋士の井山裕太王座(碁聖・十段=35)と寺山怜六段(34)が監修する。 打ち初め式に参加した寺山は、「僕自身が作品のファン。キャラが魅力的で、囲碁を知っている人はもちろん、知らない人にも読んでもらえる」と強調していた。