イタリアで日本人男性が暴行受け死亡、助け求められてけんか仲裁…地元ウディネ市長「人間性と勇気の模範」
【ローマ=倉茂由美子】イタリア紙コリエレ・デラ・セラなどによると、伊北部ウディネで日本人男性(56)が暴行を受け、25日に死亡した。男性は、けんかの仲裁に入ったとみられる。地元捜査当局は複数の男の身柄を拘束した。
報道やウディネ市の発表によると、男性は同市在住で家具貿易会社経営のトミナガ・シンペイさん。21日深夜~22日未明、飲食店で助けを求められてけんかの仲裁に入ったところ、殴られて倒れた際に頭を強打した。病院に搬送され、意識不明となっていた。
ウディネ市長は「彼の犠牲は我々の社会が必要とする人間性と勇気の模範を示している」と追悼のコメントを出し、26日に市として喪に服すと発表した。