天皇皇后両陛下「思い出の地」オックスフォードで人々と交流 陛下から本を贈られた旧友が明かす二人のエピソード
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イギリス公式訪問を終え、帰国された天皇皇后両陛下。「思い出の地」オックスフォードで、陛下と再会した友人がエピソードを明かしてくれました。 イギリス・オックスフォード。両陛下は、先週末「思い出の地」を訪問されました。陛下の首元にあるネクタイは留学していた40年前、自ら購入されたものです。 最初に訪れたのは、皇后さまが通われていたオックスフォード大学のベイリオル・コレッジ。皇后さまは、大学側から名誉法学博士号が授与され、陛下とおそろいのガウンで行進されていました。 続いて訪れたのは、陛下が1983年から2年間過ごしたマートン・コレッジ。「何ものにも代え難い日々」だったという留学時代を懐かしまれている様子でした。 学生寮の部屋から手を振られる両陛下。実はここ、陛下が留学当時、「自分の部屋」として使っていた思い出の詰まった場所です。 マートン・コレッジ学生 「中で陛下を見ました。陛下は自分のカメラを持って、写真を撮っていました」 両陛下は、沿道の人と積極的に会話される場面も。 留学中の小学生 「『好きな授業は何ですか』とか聞かれました。話も弾み、楽しかったです」 さらに帰り際には、陛下が留学時代の友人に本を渡されるシーンが。 陛下の留学時代の友人 ジョナサン・マデンさん 「陛下と私は一緒にテムズ川で船に乗りました。彼は18世紀のテムズ川の水運について論文を書いていて、私はその時ボートを持っていたので」 本のタイトルは「Lectures on water」。水問題の研究を続けられる陛下の国際会議での講演などをまとめた本です。 陛下の留学時代の友人 ジョナサン・マデンさん 「僕に本をプレゼントしてくれました。陛下に短くご挨拶できたことは、本当に嬉しく思いました」 帰国後、両陛下は今回の訪問をこう振り返られました。 両陛下 訪問を終えての感想 「思い出に満ちた場所を再訪することができるとともに、懐かしい方々にお会いできたことは、大変うれしいことでした。日本と英国双方の多くの関係者の皆さんの尽力に深く感謝いたします」
TBSテレビ