初めての“全国大会”でいい成績を 空手道・鬼頭虎冴選手(倉敷・郷内中1年)【キラキラアスリート岡山】
岡山放送
岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、岡山市北区のジップアリーナ岡山で2023年11月23日に開催された、岡山県小・中学生空手道選手権大会の中学1年男子「組手」で優勝した鬼頭虎冴選手(倉敷空手クラブ、倉敷市立郷内中学校)です。 ■同門のライバルに競り勝ち初の“全国切符” 決勝戦は同じ倉敷空手クラブの“ライバル”松嶌大河選手との試合となりました。お互いが隙を狙い積極的な技をかけていく展開となりましたが、「絶対に勝ちたい」という気持ちで接戦を制した鬼頭選手が、初めて全国大会への切符を獲得しました。 小学生の頃からこれまで、全国大会につながる試合では決勝まで勝ち進むものの、「いつも緊張して負けてしまった」と、全国の舞台とは無縁でした。念願の舞台「全国中学生空手道選抜大会」(3月29日~31日、京都・亀岡市)では、恵まれた体格と持ち前のパワーで「いい成績を取りたい」と意気込んでいます。 ■中学1年で身長170cm 保育園の頃、友達のお姉さんが出場する空手道の試合を見に行った鬼頭選手。そこで9歳上の現在の道場の先輩に誘われ、5歳で空手道を始めました。 中学1年ながら170cm・70kg(取材当時)という恵まれた体格。試合前にはサラダチキンを食べることにしていて、「自分の好きなものだけでなく、バランスを考えて食べている」と、アスリートらしい食生活を心掛けています。 ■将来はクラブの恩師のような指導者に 鬼頭選手が通う倉敷空手クラブでは、園児から中学生まで30人弱の子供たちが稽古に励んでいます。上級生が下級生の面倒を見るスタイルで、年齢を問わず、力量に応じた、さまざまな練習方法を取り入れているそうです。荻野亮二代表のもと、色んな練習に取り組めることに感謝している鬼頭選手。高校でも空手道を続け、将来は「荻野先生のような素晴らしい指導者になりたい」と夢を話しました。
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