映画「まる」のＰＲイベントで話す堂本剛（左）と綾野剛

　人気デュオ「ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ」の堂本剛（４５）が１８日、東京都内で主演映画「まる」（荻上直子監督、１０月１８日公開）の完成披露報告舞台あいさつに出席した。 　３月末に旧ジャニーズ事務所（現・ＳＭＩＬＥ―ＵＰ．）を退所してから初めて報道陣の前でイベントに登場した堂本は、綾野剛（４２）や吉岡里帆（３１）ら豪華共演者たちと”撮影秘話”を次々と披露して盛り上げた。 　２７年ぶりとなった主演映画に堂本は「僕の役者人生の中でも一段階難しい受け身の役。皆さんの大きな愛に包まれて演じることができた」と感謝。堂本と名前「剛」が同じ綾野は「字が一緒です」と恐縮しながら、「ツヨシさんと一緒にぬくぬくとコタツに入り肩書なしでしゃべっているような、ごほうびのような時間でした」と撮影を回想。堂本は綾野を「アヤちゃん」と呼んでいたことも明かし、綾野は「温かくなってすごくうれしかった」と喜んだ。 　堂本のクランクアップの際には綾野が駆けつけたチョコレートケーキと花束をプレゼント。「バレンタインデーだったので」と照れる綾野を前に堂本は「美しい夕日の後にアヤちゃんが走ってきた。このシーンも撮りたかった」と仲むつまじいトークで振り返った。 　吉岡から堂本が撮影現場で映画のキーワード「丸いもの」をたくさん撮っていたことについて尋ねられると、堂本は「皆さんを撮ると『事務所を通してください』と言われる…」と笑わせ、コンビニにあったクレーンゲームに１人で夢中になっていたことには「５個、６個、７個と日を追うごとに腕が上がった。昔から吸収するのは早い」と語り、現場で居合わせた少女とゲットした景品の人形を交換したことも明かして「感動的なシーンを生んだ」と喜んだ。