PFFで中村靖日の追悼特集が決定、佐藤信介の監督作3本と「運命じゃない人」が上映
第46回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)の緊急企画として、7月に死去した中村靖日の特集上映が9月14日に実施されるとわかった。 【画像】中村靖日の追悼特集で上映される「運命じゃない人」場面写真 本特集には中村がスタッフ・俳優として参加した自主映画3作品がラインナップ。予備校の寮で成績を上げる薬の噂が広まる物語「寮内厳粛」、父の入院をきっかけとする家族の小波乱が描かれた「月島狂奏」、そして脚本作りに悩む学生が盗難騒ぎに首を突っ込む「正門前行」が並ぶ。いずれも佐藤信介が監督を務め、16mmフィルムを佐藤自らデジタル化したバージョンがスクリーンにかけられる。さらに、サラリーマンが恋の騒動と大金絡みの事件に巻き込まれる「運命じゃない人」も35mmフィルムで上映。中村が主演を務め、霧島れいか、山中聡が出演した。 なお「寮内厳粛」「月島狂奏」「正門前行」の上映後には「ジョゼと虎と魚たち」など過去5作品で中村を起用した映画監督・犬童一心をゲストに迎えたトークイベントも実施。「運命じゃない人」上映後には同作で監督を務めた内田けんじが登壇し、俳優としての中村について語る。 第46回ぴあフィルムフェスティバル2024は、9月7日から21日にかけて東京・国立映画アーカイブで開催。11月9日から17日まで京都・京都文化博物館でも行われる。 ■ 緊急特集「中村靖日さんを偲んで」 2024年9月14日(土)東京都 国立映画アーカイブ 小ホール <上映スケジュール> 13:00~「寮内厳粛」「月島狂奏」「正門前行」 ※デジタル上映 17:00~「運命じゃない人」 ※35mmフィルム上映 ■ 第46回ぴあフィルムフェスティバル2024 2024年9月7日(土)~21日(土)東京都 国立映画アーカイブ ※月曜休館 ■ ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024 2024年11月9日(土)~17日(日)京都府 京都文化博物館 ※月曜休館