基本は「リーバイス」、90’s裏原ブームはどっぷり!格闘家 宇野薫さんの“デニム道”
高校生の頃、母親が買ってきてくれた「エア ジョーダン6」に合わせるパンツを探して、行き着いたのがリーバイス「501」でした。 ▶︎すべての写真を見る “ビッグE”に価値があるという情報を頼りに、代々木公園のフリマでヴィンテージの「501XX」を買ったのが最初です。 それから90年代の裏原宿ブームにどっぷり浸かり、藤原ヒロシさんのデニムスタイルに影響を受けて「505」をはくようになったり、全国の名店と呼ばれる古着屋を巡ったり、古き佳き時代の洋服を探し求め、それが今も継続中です。
デニムは大概リーバイス。「501」「505」「517」「606」など品番はさまざまで、ウォッシュなどの加工もあれこれトライし続けました。 家には大量のストックがありますが、今は娘や妻と共有できるので、家族にもデニム愛を理解してもらっています(笑)。
宇野薫さんのデニムの履歴書
[1990~]人生初の「501XX」は今も現役続行中 18歳で初めてフリマで購入した「501XX」は、今も手元に置く。当時の購入価格は4万5000円。おそらく70年代前後のモデルだと推測される。
股下を何度もリペアしながら経年変化を味わい続けている。
[2000~]藤原ヒロシさんのスタイルを追跡 雑誌「アサヤン」の名物連載である「ラストオージー」をファイリングして、藤原ヒロシさんの情報を入手していた。
その影響ではき始めた「505」とデニムのセットアップは、以後のマイ定番となった。
[2010~]リーバイスの“変わり種”を頻繁にディグ 2010年前後に古着人気が落ち着いても、デニム好きは変わらず。
クリース入りのモデルや、ペイント加工のモデルなど、古着店を巡っては変わり種リーバイスを掘っていた。
[2020~]近年、注目する90年代の加工ブラック ヴィンテージの高騰が続く中、宇野さんは90年代のブラックデニムが狙い目だという。ストライプやギャランティックウォッシュなど、隠れた名品が多く、サイズの合うものを物色中。 品田健人、箱島崇史=写真 長谷川茂雄=編集・文
OCEANS編集部