1億超えの被害も SNS型投資詐欺に注意
BBCびわ湖放送
高額詐欺被害が相次いでいます。「SNS型投資詐欺」が、10日と11日相次いで確認され、あわせて1億6000万円を超える被害が出ています。
警察によりますと、野洲市内の男性(71)は携帯のメッセンジャーアプリで実在する証券会社のマネージャーを騙る女性から、今年1月、投資を学ぶグループに招待され、グループ内で「先生」を名乗る者らから「利益目標は300~400%現在の投資市場に合わせて利益を最大に引き上げることができます」などと投資話を持ち掛けられました。
男性が、指定された口座に入金したところ、入金分のおよそ3割が利益として自身のアプリ内の口座に振り込まれており、その後も「資金を増やすとその分利益も増える」などと言われ、これを信じた男性は、先月4日までの間に複数回にわたって入金し結果、現金あわせて1億40万円をだまし取られました。
また、日野町内の女性(69)は有名タレントによる投資の宣伝広告に興味を持ちアクセスしたところ、タレント本人を名乗る男からアプリを通じて「金に投資してください」と持ち掛けられ、実際に利益としておよそ1万5000円が振り込まれて信用してしまい、入金を続けた結果、今月4日までに現金6700万円をだまし取られました。
警察では、SNSなどで、投資による儲け話を持ちかけ、入金を指示するものは詐欺とみて、必ず警察に相談するよう注意を呼びかけています。