NHK受信料と割増金支払い命令 1世帯計約11万円 大阪簡裁
NHK大阪放送局は11日、受信契約に応じなかった大阪府内の5世帯に契約締結と割増金などの支払いを求めた民事訴訟で、大阪簡易裁判所が1世帯に対し、NHKが請求した計約11万6千円の支払いを命じたと発表した。判決は5月28日付。 割増金は未払い受信料の2倍に相当する額を請求できる制度で、昨年4月に導入された。NHKによると、同様の請求に対し支払いを命じる判決が出たのは、東京地裁に続き2例目。提訴された残りの4世帯は契約締結と受信料の支払いに応じ、和解や訴訟の取り下げで終わった。 NHKは「今後も受信契約についての理解を得るため最大限努力するとともに、割増金制度の適切な運用に努め、受信料を公平に負担していただくための取り組みを進める」としている。