2019年にヘンリー王子とメーガン妃が贈ったクリスマスカード

プレゼントやアドベントカレンダーと並んで、ロイヤルファミリーが毎年贈るクリスマスカードは、古くから続くクリスマスの伝統となっている。英王室の美術品の管理やグッズ販売などを行う組織「ロイヤル・コレクション・トラスト」によれば、この慣習はペニーポスト（手紙を1ペニーで送れる郵便システム）が導入された1843年以来、ずっと続いているそう。 【写真】当時の出来事がよくわかる1枚。ロイヤルファミリーのクリスマスカードBEST13 ロイヤルメンバーは、家族の近影をそれぞれのカードに載せることが多く、長年のアーカイブには、戦時中のエリザベス女王の写真からヘンリー王子とメーガン妃の結婚式の写真まで、さまざまなカードが存在している。 そこで、エリザベス女王やウィリアム皇太子夫妻たちロイヤルがこれまでに贈ってきた、最も印象的なクリスマスカードBEST 5をお届け。

エリザベス王女　1942年

1942年

このクリスマスカードは、第二次世界大戦下にエリザベス王女が英国陸運の擲弾兵近衛連隊に贈ったもの。王女のメッセージとサインも記されており、戦時中という困難な時期に、士気を高める意図もあったそう。

チャールズ皇太子とダイアナ妃　1987年

1987年

1987年のカードに使われたこの美しい家族写真には、当時のチャールズ皇太子とダイアナ妃、そして幼いウィリアム王子とヘンリー王子が写っている。 皇太子夫妻はこの年、夫婦の亀裂が深まっているという新聞報道に悩まされていた。皇太子はのちに、自身公認の伝記『Prince of Wales: A Biography』（原題）の中で、1986年にカミラ・パーカー＝ボウルズとの不倫関係を始めたことを認めている。 いっぽうのダイアナ妃は、乗馬インストラクターのジェームズ・ヒューイットと不倫していると噂されていた。

ヘンリー王子とメーガン妃　2018年

2018年

新婚当時のヘンリー王子とメーガン妃は、2018年に初めて夫婦としてクリスマスカードを贈り、クリス・アラートンが撮影したモノクロ写真を公表した。 この写真は、夫妻が2018年5月の結婚式後に、フロッグモア・ハウスで打ち上げられた花火を鑑賞したときのもので、メーガン妃はステラ マッカートニーのドレスを着用している。