「地元関係者にとって大変遺憾。一日も早い完成、開業を」北海道新幹線の札幌延伸 “2030年度末の開業延期” 知事や道商連も懸念示す
北海道新幹線の札幌延伸について、2030年度末の開業を延期すると表明されたことに波紋が広がっています。 「(延期の)発表は地元関係者にとって大変遺憾。一日も早い完成、開業を、国と鉄道・運輸機構に強く求めていく」(北海道の担当者) 5月9日午前、北海道議会では道の担当者が今後の対応について説明しました。
鉄道・運輸機構は8日、札幌延伸について予定していた2030年度末の開業が極めて困難で、数年遅れると表明しました。 鈴木知事は「大変遺憾。まちづくりや再開発への影響が懸念される。1日も早い開業を強く求める」としたほか、北海道商工連合会の岩田会頭は「誠に残念。早急にスケジュールを提示してほしい」とし、各方面に波紋が広がっています。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- “北海道新幹線”の札幌市への延伸 2030年度末の目標を正式に“断念”…新たな開業時期示せず「数年程度の遅れ」 専門家からは再開発への影響指摘も
- 新幹線とともに描いたまちづくり“曲がり角”に…「できれば早く作ってもらいたい」“札幌延伸の延期”利用者から嘆く声 再開発に影響も?
- 北海道新幹線 “2030年度末は断念” 国交相に正式報告 札幌延伸めぐり「極めて困難」 数年遅れの見通し 理由は巨大な岩塊と残土… 人手不足も背景か
- JR北海道の決算 『最終損益』国からの支援金を計上し"33億円の黒字" 黒字は4期ぶり
- 【速報】北海道新幹線の"札幌延伸"「2030年度末は極めて困難」 鉄道・運輸機構が国交省に報告 新たな開業めど示せず