連休またぎの日本株市場で「リスク抑えめ」狙い目3銘柄
日本銀行の植田和男総裁体制で初となった金融政策決定会合は「現状維持」。これをきっかけに、4月27日の日経平均株価は大幅高となった(写真:ブルームバーグ)
4月27日の日経平均株価は、前日のアメリカ株式市場でダウ平均株価が3営業日ぶりに急反発したのを受けて、堅調なスタートとなった。一時的に上昇幅を縮小する場面があったものの、植田和男総裁の就任後初の日本銀行金融政策決定会合の結果が「現状維持」と発表されたことを好感。後場は買い優勢で、終値は前日比398円高の2万8856円と大幅高で続伸した。 来週と再来週(5月1~12日)は大型連休を挟んだ期間となる。前2023年3月期決算と今2024年3月期業績見通しの発表が佳境を迎える。基本的には、決算内容を吟味しながら個別物色が優勢となりそうだ。 ただ、日経平均が27日に大幅高となったことで、高値警戒感が強まっていることは確か。日経平均採用銘柄で寄与率の大きい値がさ株が市場予想を下回る業績見通しを出た場合、全体相場下落の引き金となる可能性はある。 来週の日経平均の想定レンジは2万8400~2万9100円とする。
本文:2,332文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
冨田 康夫