育休中のパパを支援サービス始まる 狙いは?【長野】
男性の育児休業の取得率が県内でも上がる中、育休をとる父親をオンラインでサポートするサービスが始まります。そのねらいとは。 県内で保育園を運営する一般社団法人が、15日から企業を対象に始めるのが「オンライン保育園育休パパ部」と名付けたサービスです。 契約企業の男性社員向けに、助産師や保育士による育児についてのオンライン講座や、実際の保育園の様子のライブ配信などを行います。 県内の男性の育休取得率は昨年度36.7%と急上昇しています。 ただ、育休中に何をしていいかわからず悩むケースも多いといいます。 ■信州子育てみらいネット・山岸裕始 代表理事 「育休期間中を、いかに有意義に過ごして頂いて、ご家庭の満足度を上げるか(が大切)」 去年4月から同様のサービスを保育園入園前の家庭向けに始め、そこで出た要望などから父親に特化したサービスも始めることにしました。育休で得たスキルを職場復帰に役立てる支援も行い、まずは県内の大手建設会社も協力します。 ■北野建設人事担当 「育児休暇をとりやすい環境、またとった育児休暇の満足度が高いということは、勤続している満足度にもつながるのではないかと思っております」 こうしたサービスを社内で用意することで人材確保にもつなげたい考えです。