カルティエ、ショパール、オメガ…速報!2024新作時計(後編)7大トレンドを予測
ルイ・ヴィトン 「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ サファイア フランク・ゲーリー」
ルイ・ヴィトンから、2024年も常識を覆すハイウオッチが到着。ハイライトは、世界的な建築家フランク・ゲーリー氏とコラボレーションした全面スケルトン仕様。 氏のキャリア初となるハイウオッチメイキングは、自身が過去に手がけた建築物から着想を得たという。パリの美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」のために創造したガラスの帆船と、韓国のブティック「ルイ・ヴィトン メゾン ソウル」の屋根を飾った波打つガラス構造を、フライング トゥールビヨン ムーブメントを搭載した小宇宙に表現した。 ケースからダイヤル、リューズや針に至るまであらゆる素材をサファイアクリスタルに統一し、ゲーリー作品の特徴である非対称なフォルムとスパイラルのパターンをクリアなダイヤルに再現。極限まで透明感を高めたイノベーティブなルックスと圧巻のオーラは、アート作品そのものだ。 文:愛甲悦子(ファッション・ジュエリー&ウオッチエディター)
愛甲悦子
『家庭画報』『VOGUE JAPAN』『Harper's BAZAAR』などにおいてファッションエディターとして13年間の出版社勤務を経て、2010年に渡独しフリーランスに。エディター・ライター歴は25年以上。ドイツ・ケルンを拠点に女性誌の取材・撮影や、広告・カタログを手がける。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。