【ボートレース】冷静さを武器に大沢風葵が“大会連覇”を狙う…宮島ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第19戦(11月19日、ボートレース宮島・最終日) 大沢風葵(23)は準優10Rで、コンマ03のトップスタートで勝負に出たが、1マークでターンミスを犯す。しかし、2マークで柳瀬と福田がけん制し合ったところを、鋭く差して2着。通算17回目の優出を決めた。熱い戦いの後でも落ち着いているのはいつものこと。「もっと(態度は)パワフルでないとダメですよね」と言うが、冷静さが一番の持ち味だ。 長くトップレーサーとして活躍する普司(50)の息子。2020年5月にデビューすると、22年6月の浜名湖「スポーツ報知ビクトリーカップ」で早くも初優勝。デビュー約3年で初のA1昇格を果たして同年の最優秀新人選手にも選ばれた。さらなる活躍を期待されたが、リズムを崩したのか1年でA2に陥落。「最低でもA1」という強い気持ちで臨み、自己最高勝率の6.99で来年1月からのA1復帰を決めている。 昨年3月の当所ルーキーシリーズを制しており、宮島連続Vが懸かる。「あの時も外枠(4号艇)でしたね。同じブルーが良かったけど、5号艇となると優勝を取るには難しいかな」と首をひねる。それでも「同じ(優勝の)景色が見られたらいいですね」と諦めてはいない。好スタートから快ターンを放てば、4回目の頂点に立てるはずだ。(塩谷 寿)
報知新聞社