『小岩のオンナ』が話題の歌手「皇月さなえ・れいか」11月からは新番組も…母娘が下町で愛されるワケ
東京都葛飾区小岩。 下町の雰囲気を色濃く残しているこの街は、“せんべろ”と言われるような安くて美味しい居酒屋が、たくさん軒を連ねています。そんな場所で今、話題になっているのが、今年2月に『小岩のオンナ』をリリースした、“ゴージャス母娘”の歌手「皇月さなえ・れいか」です。 【写真】「お色気たっぷり」ファンも熱狂する皇月さなえ・れいかのライブシーン 小岩というよりは、銀座や赤坂あたりが似合いそうなたたずまい。それだけに、ファンからは“小岩の叶姉妹”なんて言われているのにも納得です。 ◆18年間、地元・小岩のライブハウスで毎月ライブ 「ずっと地元・小岩あたりに住んでまして。こんな格好して歌を歌ってきました」 そう話すのは母であり、グラマラスボディが印象的なさなえさん。28歳のときには、シンガーソングライターの美樹克彦さんが曲を作り、当時放送されていた『ギルガメッシュないと』(テレビ東京系)のエンディングテーマを歌うなど、歌手としてのキャリアを築いてきました。そして、18年前からはずっと欠かさず、月1回、地元のライブハウス『ジョニーエンジェル』でライブを開いています。 そんな彼女が娘・れいかさんと“母娘デュエット”したのが『小岩のオンナ』でした。 「実は美樹先生が私と地元の友達で歌うためにと曲を作ってくれて、“私やりたい!”って12人くらいが集まってくれたんですよ。ですが、“レッスンだ”“いざレコーディングだ”ってなったら、集まりが悪く進まなくなっちゃった。じゃあ、娘のれいかと歌おうかってことになったんです」 実は10年前も母娘で曲を出しています。しかし、“ある事情”で長く歌うことができず……。 「『吾亦紅』で有名な杉本眞人先生が『恋はミステリー』っていう曲を作ってくださり、二人で歌っているんです。ただ、そのときは、れいかが発売してすぐに大阪に行っちゃったんですよ。なので、今回の『小岩のオンナ』は、10年前とは違って、ちゃんと二人で歌っていきたいですね」 数年後に無事に(?)小岩に戻ってきた、れいかさん。そんな彼女は今、曼荼羅画を描くアーティストとしても活躍しています。 「絵は好きでしたが、学生時代に学んでいたというワケではないんです。ただ、母から曼荼羅画を描くことを勧められて、教室に通ったんです。そうしたらハマって。それから真剣に描くようになり、ラインストーンとかキラキラしたものを取り入れて、オリジナルを作っています」(れいか) れいかさんは、二度と同じ曼荼羅画は書かないそう。すべてが“一点もの”で、数十万円するものから、高いものでは数百万円で買われるほど人気だそうです。 ◆11月から新番組もスタート 小岩で歌い続けてきた母・さなえさん。そして、曼荼羅画アーティストとして人気の娘・れいかさん。個性的な母娘が司会を務めるテレビ番組『小岩のオンナの オンナの事情』(千葉テレビ、BS12)も11月1日からスタートします。 「ゲストを招いて、“オンナ”や“恋”をテーマに、たっぷり30分お話を聞いていきたいと思っています。私たち母娘も“恋”の経験は豊富なほうなので、たくさん“オトナの話”を聞き出したいと思いますし、私たちもぶっちゃけトークできればなと」 デュエット曲『小岩のオンナ』だけでなく、テレビ番組にも挑戦する皇月さなえ・れいか。ですが、その姿は驚くほど“自然体”です。 「正直言って今、CDとか売れる時代ではないですし、そんなに期待してないっていうか(笑)。頑張って売ろうっていう気持ちがホント無くて。うまく飾れないんで、ありのままの母娘の姿を見せていくだけ。ライブでは、ありのままの酔っぱらった姿ですが……(笑)。 でも、ライブに来てくださったみんなが楽しく、なんなら“歌が良かった”じゃなくて、“今日も面白かった”って帰ってもらいたい。笑ってくれて、“パワーをもらった”とか言って、元気になって帰ってくれたら最高ですよね」 ゴージャスなヴィジュアルから想像がつかないほどのパワフルな歌唱力。皇月さなえ・れいかが小岩で愛される理由が分かりました――。 取材・文:荒木田範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)
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