かっこいい! リバプール、伝説の英雄(3)暴力に飲酒、超過激な素行不良…。それでも愛されてしまう悪童
長いサッカーの歴史の中で、リバプールは最も多くの人々から愛されるクラブの1つである。今回は00年代に活躍し、今なお多くのファンに愛されているリバプールの名選手たちについて、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
FW:ロビー・ファウラー(リバプール/イングランド代表) 生年月日1975年4月9日(当時20歳) 95/96シーズンリーグ戦成績:38試合28得点0アシスト リバプール リーグ戦通算266試合128得点 リバプールでの主な獲得タイトル:FAカップ(00/01)、フットボールリーグカップ(94/95、00/01)、UEFAカップ(00/01)、UEFAスーパーカップ(01) イングランドには、日本では考えられないほど過激な素行不良でも結局は愛されてしまう「悪童」と呼ばれる選手が数多く存在する。このロビー・ファウラーもその一人だ。 ファウラーの基本データは20歳にしてリーグ戦28得点を記録し、PFA年間最優秀若手選手賞を受賞した95/96シーズンのもの。この前シーズンは19歳で25得点を記録しており、2年連続の同賞受賞という快挙を遂げたシーズンである。 ファウラーはまさにストライカーと呼ぶにふさわしく、ゴールへの嗅覚に優れた選手だった。左利きながら右足でも高いシュート精度を持ち、175cmながら「ヘディング」の能力値で88という高い数値を記録。俊敏かつテクニックにも優れており、能力値を見ても大きな穴のない選手である。 その一方で、対戦相手のサポーターからの挑発に乗って騒動を起こしたり、プライベートでは酒に酔って警察沙汰を起こして勾留されるなど典型的なイングランドの悪童だった。 それでも、01/02シーズン途中に一度は放出されたリバプールに05/06シーズン途中に復帰。若くしてスターダムに駆け上がり、怪我や素行不良によって沈んだが、地元のチームで変わらぬ愛を注がれていることがわかった。 とはいえ、翌06/07シーズン後の放出は改善されない品行不良によるものだとも言われていた…。