消防団入団して 県がまんがで読むガイドブック作成
将来の消防団の担い手となる、学生や生徒に消防団の入団のきっかけにしてもらおうと、栃木県は漫画やイラストによるガイドブックを作成しました。 地域防災力の中核となる消防団は、近年、災害の頻発、激甚化により重要性が高まっている一方、少子化などの影響で団員の確保が重要な課題となっています。栃木県は昨年度から、各地の消防団などと協力して、県内の大学と高校で防災教室を開催するなど団員の確保に努めています。 この「まんがで読む消防団入団ガイドブック」は、学生などに消防団への入団のきっかけにしてもらおうと作成されました。楽しみながら理解してもらえるように、漫画やイラストをふんだんに使っていて、漫画は県内の専門学校生が担当しました。大きさは手に取りやすいようにA4判サイズの半分にしました。 内容は5人の若者が登場し、「消防団とは何か」や「主な活動」「報酬」などを学んでいきます。4コマ漫画や現役の学生消防団員のインタビューもあり、多彩な内容になっています。 県によりますと、県内の消防団員の数は今年4月1日現在で、およそ1万3200人で、毎年減少しているということです。ガイドブックは、県内の高校3年生全員のおよそ1万7千人に配るほか、大学や短大、専門学校などにも配布されます。
とちぎテレビ