女子ボクシングで世界選手権に出場の木村萌那がK-1参戦「6オンスで人を殴るのは楽しみ」【Krush】
2022年の女子ボクシング世界選手権大会に出場した木村萌那(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が9月25日、キックボクシングに転向することを発表した。K-1グループを主戦場に王者を目指す。 この日、K-1グループは「Krush.167」(11月16日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見を都内で開催。木村が今大会でデビュー戦を行うことが発表された。対戦相手は後日改めて発表される。 木村は幼少期から空手を始め「JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」で第3回~第9回にかけて7連覇を達成。小学4年生から五輪出場を目指しボクシングを始め、「第30回全国高等学校ボクシング選抜大会」で女子ライト級優勝(大会優秀選手賞 受賞)、「全日本女子ボクシング選手権大会」では第17回と第18回で女子ジュニア フェザー級で優勝、「第20回全日本ボクシング選手権大会」では女子バンタム級で準優勝を果たしている。2019年には「アジアユース選手権大会」、2022年には「女子ボクシング世界選手権大会」に日本代表として国際大会にも出場している。
木村は会見の冒頭「ボクシングをやめて、そのあとすぐにキックボクシングに来た。蹴りは空手の時にやっているんですが、練習していてキックボクシングは今までやっていたボクシングや空手とは全然違うという印象。なので、挑戦者という気持ちで、どんどんこれからK-1を盛り上げていきたいと思っているので、初戦は絶対KOで勝ちたいと思っています」と語った。 転向のきっかけについては「もともとK-1ジム目黒で大学時代にバイトをしていてトレーナーとしてミットを持っていたんですが、ボクシングをやめるとなった時に会長から“キックボクシングをプロでやらないか”と言われ“じゃあやろうかな”という軽いノリで最初は始め、練習していくうちに楽しくなって、K-1でベルトを獲りたいなと思いました」と明かす。K-1ジム目黒でアルバイトを始めたのは「その時にボクシングジムも調べたが近くになくて、たまたま今のジムが募集していた。本当にたまたま縁があった。これも何かの縁かなと思う。ここがなかったらキックボクシングはやっていないと思うので、内田会長に感謝です」と全くの偶然から。 そもそもプロボクサーを目指すという道もあったと思うのだが「プロボクサーにはあまりなろうとは思わなかった。プロの女子ボクシングは2分。私のスタイル的には2分では足りない。見合って終わってしまうので3分の戦いがしたいと思った。あと、空手が好きなので、蹴りの業界に来れてうれしい」との理由からキックの道へ。