ユナイテッド航空、737MAX10を一部9に A321neoもリース導入、開発遅れで変更
ユナイテッド航空(UAL/UA)は現地時間4月16日、ボーイングが開発を進める737 MAX 10(737-10)について、発注済みの一部を737 MAX 9(737-9)に変更すると発表した。このほか、エアバスA321neoをリース導入する。ユナイテッド航空によると、MAX 10は製造国が安全性を認める「型式証明」(TC)の取得が遅れていることから、長期的な機材戦略の変更を決めたという。 【写真】737 MAX 10試験機のコックピットや機内 737 MAX 10は、737の発展型である737 MAXファミリーの中で胴体長がもっとも長い「最大の737 MAX」で、最大座席数は1クラス230席。今回の変更は2025年から2027年までの一部受領分を、すでに各社への納入が始まっている737 MAX 9(1クラス220席)へ変更する。また必要に応じ、MAX 10をMAX 9か標準型の737 MAX 8(737-8、同189席)へ変更できる権利も維持する。 A321neoはリース会社2社と基本合意書(LoI)を締結。2026年と2027年に計35機を導入する計画で、エンジンはCFMインターナショナル製「LEAP-1A」を選択した。
Yusuke KOHASE