和歌山県立近代美術館と全米日系人博物館が姉妹提携へ
和歌山県立近代美術館が、アメリカ・ロサンゼルスの全米日系人博物館と姉妹ミュージアム提携を結ぶことになり、5月22日、ロサンゼルスで締結式が行われます。式には、和歌山県の岸本周平知事が立会人として出席します。 これは、2023年秋の、第2回「和歌山県人会世界大会」を記念して、県立近代美術館と全米日系人博物館などが協力して開催した特別展「トランスボーダー 和歌山とアメリカをめぐる移民と美術」をきっかけに「多様性」「公平」「包摂」といった展示のテーマが、和歌山県や県立近代美術館が目指す理想と親和性が高いとして、双方のミュージアムの館長が姉妹提携を呼びかけて実現することになったものです。 全米日系人博物館は、日系アメリカ人の姿から、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めようと、1992年、ロサンゼルスに開館した施設で、和歌山県立近代美術館が海外のミュージアムと姉妹提携を結ぶのは初めてとなります。 締結式は、22日の午後、ロサンゼルスで開かれ、立会人として出席する岸本知事は「双方の和歌山県ゆかりの芸術家の交流促進など、締結を機に今後いろんな成果が期待できる」と話しています。 なお岸本知事は、締結式出席のほか、県人会との意見交換や現地スーパーの県産品販売フェアの視察なども行う予定で、5月20日から24日まで県議会議員や県・国際交流協会のメンバーらとともに、ロサンゼルスを訪問します。