中国EVに対抗可能と三菱自社長-HV、アフターサービスが武器に
(ブルームバーグ): 三菱自動車の加藤隆雄社長は20日、存在感を増しつつある中国メーカーの電気自動車(EV)について「正直なところ脅威」だとした一方で、長年にわたって築いてきたサービスネットワークなどを活用していけば対抗していくことは可能だとの見方を示した。
加藤社長は都内で開いた定時株主総会で、ここ数年で中国勢がEV販売を拡大してきたタイでも政府の補助金減額や、アフターサービスへの不満、値引きに伴う中古車価格の下落などを背景に中国勢のEVの販売の伸びが「一気に止まったと聞いている」と述べた。その一方で、三菱自のハイブリッド車(HV)は販売を伸ばしているとし、「われわれにもまだまだ十分チャンスがある」と語った。
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Tsuyoshi Inajima