「庶民は増税・自民党は脱税、これはあまりに理不尽だ!」 裏金問題を告発した市民団体がデモ
赤木俊夫さんの命日に
7日13時半、藤田代表ら同会メンバーが「自民党のウラガネ・脱税は許さない」と書かれた横断幕を掲げて財務省前の歩道をデモ行進。その後、金融庁に入り担当者に申入書を提出した。デモでは行進を妨げた警官と揉み合いになる一幕も。提出から戻った藤田代表は「政倫審は嘘だらけだ!」と一喝し、かつての金丸信・自民党副総裁(当時)による佐川急便闇献金事件なども挙げながら「過去には切り込んで捜査をした。今回も調査すべきだ」と訴えた。 近くの衆議院第二議員会館で同会が開いた会見には藤田代表らのほか古賀茂明(政策アナリスト・元経済産業省官僚)、山田朗(明治大学教授・歴史学者)、雨宮処凜(作家)などの各氏が発言した。 山田氏は「昭和初期と状況が類似している。金融恐慌に政治が対応できず国民の信を失い民主主義が崩壊し、大陸でも問題が生じて軍部が台頭。五・一五事件へつながった」と警鐘。同会の活動を「政治が腐敗した今、市民の民主主義を活性化する行動は意味がある」と評価した。古賀氏は「今日3月7日は森友問題で自死した赤木俊夫さんの命日。財務省職員はそれを肝に銘じてほしい。パーティ券は企業も個人も禁止するべきだ。今、そういう政治の動きがある。皆で後押ししたい」と述べた。
薄井崇友・フォトジャーナリスト