<高橋海人>テレ東ドラマ初出演&初主演 舞台は1995年の渋谷 高校生役「演じていてとても楽しい」
ーー演じられる役どころについての印象をお聞かせください。
秋久は、同級生の中でもカリスマ的存在の翔太郎をはじめ、かっこいい仲間たちに囲まれて過ごすことになりますが、僕もすごくかっこいいメンバーに囲まれて今まで生きてきたので、みんなと同等になれるように頑張って立ち向かっていく感じが自分と似ているなと思います。でも、もし何か違う時があったらその時は自分の意志はちゃんと持っていないとなっていうところとか、うそをつかずちゃんと自分の核を持っているところがきっと秋久の魅力的なところで、すてきだなと憧れもあります。演じていてとても楽しいです。
ーー撮影現場の雰囲気などいかがでしょうか。
撮影現場もとても楽しいです。実際に現場に入って演じてみて、何回も台本を読んでいくと、当初イメージしていた秋久とは違う秋久がどんどん出てくるんです。それをスタッフの皆さんと話し合いをして、構築していっています。共演者の皆さんとも、チームでいる時とかは「ここ俺こういくわ」っていうのがあったり、察したりだとか、本当のチーム感があっていいなと思っています。結構わいわい、ほのぼのしているのですが、“まじでぶつかるシーン”とかは、けがのないように、どうやったらかっこよく見えるかをみんなで話し合いながらストイックに集中してやっているので、すごく充実しています。
ーー今後の撮影への意気込みをお願いいたします。
最初にお話をいただいた時から、僕自身「やりたいからやる」という思いで、僕以外の皆さんもたぶん「出たいから出る」と思ってくださっているでしょうし、本当にいいものを作りたいと思って集まっている皆さんなので、その気持ちのまま最後まで駆け抜けたいです。とにかく秋久を丁寧に丁寧に演じて、かっこいい人になれるように頑張りたいなと思います。
ーー視聴者のみなさんへ見どころなどメッセージをお願いいたします。
今の時代、衝動的に体が先に動いてしまったり、心からぶつかりにいこうと思うことだったり、そんな気持ちからどんどん遠ざかっていると思うんです。便利なものが増えていくぶん、そこに頼ってしまうし。だからこそ、95年の気持ちでどんどん突き進んでいく登場人物たちを見ると、気づかされることだとか、自分に改めて問いただすこととかが、毎話感じられるような熱い作品だと思うので、95年を知っている方たちはもちろん、年代問わず、僕と同世代の方や学生の方にもみてほしいなと思います。