岩手県の盛岡大学を卒業し、現在、シンガポールで学習塾を経営する男性が、母校で講演をしました。 　講義をしたのは宮城県出身で、25年前に盛岡大学を卒業した石川晋太郎さんです。 　石川さんは2003年から青年海外協力隊としてアフリカ南部のジンバブエで子どもの教育に携わったのち、シンガポールに移住して、日本人向けの学習塾を経営しています。 　5日、石川さんは保育を学ぶ2年生およそ70人を前に講演をしました。 　この中で、石川さんはシンガポールでは学歴至上主義が根強く、幼い頃からたくさん勉強するよう言い聞かされていることなどを紹介し、「異なる文化を知ると、今の自分の環境がどれだけ幸せかがわかる」と話し、学生たちは興味深そうに聞き入っていました。