「注目必至の軽乗用車」再出発への確かな第一歩…ダイハツが“ミラ イース”を一部改良
ダイハツ工業はセダン型軽乗用車「ミラ イース」を一部改良して、10月1日から販売すると発表した。「ミラ イース」はダイハツの軽自動車の基本となるモデルであり、認証問題からの再出発となるモデルとしても大きな注目を集めそうだ。 ⇒【写真】一部改良、ダイハツ「ミラ イース」の詳しい画像を見る(全4枚)
「低燃費・低価格だけでない+αを持つクルマ」として登場
2011年に登場した初代ミラは省燃費性能を追求した、いわゆる「燃費スペシャル」として登場。販売価格も極限まで抑えられ話題となった。 2017年に登場した現行型ミラ イースはこの初代ミラのコンセプトを引き継いだオーソドックスなセダン型軽乗用車で、「低燃費で低価格」という軽自動車の本質を追求しながらも、「低燃費・低価格だけでない+αを持つクルマ」として「ミラ イース」と名づけられた。 価格が抑えられたモデルではあるが、省燃費を実現するため凝ったメカニズムを採用。WLTCモード23.2~25.0km/Lという好燃費は、新設計の軽く剛性の高い車体構造やクールドi-EGRやデュアルインジェクタ、気筒別燃焼制御といった技術で実現されている。 2017年に登場以降、大きな変更は行われていないが、オートライトや安全装備の充実など着実に進化が重ねられてきた。上位グレードには2トーンカラーのインパネやLEDヘッドランプなどを採用。運転支援システム「スマートアシスト」など、装備面も充実しているモデルである。
スマートアシストを全車に標準装備してグレード体系を変更
今回の改良点では、車両後方コーナーセンサーを追加して後退時の車両後方確認性を向上したほか、全モデルをスマートアシスト標準装備仕様とするなどグレード体系を変更した。 また、この改良に合わせて、原材料価格、エネルギーや物流などの関連費用の高騰を踏まえ、メーカー希望小売価格を改定している。 パワートレーンは全モデル直列3気筒の0.66L自然吸気エンジンとCVTの組み合わせで、駆動方式はFFと4WDを設定している。主なグレードと車両価格(税込)は、B“SAⅢ”(2WD=FF)の¥992,200からG“SAⅢ”(4WD)の¥1,446,500。 なおダイハツでは、今後も一部改良を実施する車種について、順次同様の対応を進めていく予定だ。 ■ダイハツ ミラ イース ラインナップ(車両価格は税込み) B“SAⅢ”¥992,200 L“SAⅢ”¥1,025,200 X“SAⅢ”¥1,179,200 G“SAⅢ”¥1,320,000 B“SAⅢ”(4WD)¥1,118,700 L“SAⅢ”(4WD)¥1,151,700 X“SAⅢ”(4WD)¥1,305,700 G“SAⅢ”(4WD)¥1,446,500 ■「ダイハツ ミラ イース G“SAⅢ”2WD」スペック 全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,500mm ホイールベース 2,455mm 車両重量 670kg エンジン 直列3気筒 DOHC12バルブ 横置き 排気量 658cc 最高出力 38kW(49PS)/6,800rpm 最大トルク 57Nm(5.8kgf・m)/5,200rpm トランスミッション CVT 駆動方式 FF WLTC燃費 25.0km/L 車両価格 ¥1,320,000(税込み) 文/近藤暁史 写真提供/ダイハツ工業
MonoMaxWeb編集部
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