加藤愛アナが愛知・蟹江町の『白いちじくブッセ』を調査! 町の特産品を盛り上げよう! 先駆けの愛されスイーツ
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知・蟹江町』の『白いちじくブッセ』です。 【動画はコチラ】ほぼ愛知・蟹江町だけ愛されフード『白いちじくブッセ』をいただきます!【愛されフード】
まずは馴染みのない"白いちじく"を探れ!
あまり聞いたことのない"白いちじく"。まず、『蟹江町観光交流センター祭人』の産直コーナーで調査をすると、一般的な赤いいちじくの他に色づいていないようないちじくを発見!蟹江町では古くから、白い品種のいちじく"蓬莱柿(ほうらいし)"を栽培しており、収穫時期は8月中旬から9月末頃までと、まさに今が旬です。 蟹江町の愛されフルーツでもある"白いちじく"。これを使った『白いちじくブッセ』が今回の本題! 調査を再開すると、「やわらかいカステラっぽいものに白いちじくのジャムのようなものが挟んである」という、程よい甘さのおいしいお菓子だとか。
次は白いちじくの品種"ホワイトゼノア"を探れ!
地元の人に教えていただいた『寿屋富吉(ことぶきやとみよし)』を訪ねました。『白いちじくブッセ』は、やわらかくサックリとした食感が特徴のブッセに、白いちじくで作ったジャムと白あんを混ぜた"白いちじく餡"を挟んだ一品です。蟹江町で今の時期に収穫される"白いちじく"は2種類あり、この店で使っているのは"ホワイトゼノア"という品種。小ぶりで糖度が非常に高く、皮がついたまま丸ごと食べられるのが特徴で、2011年頃から町の特産品として栽培が始まりました。 加藤アナも皮つきのままいただくと、「すごく甘くておいしい。実と皮が一緒に口の中に溶け込む感じ」と味わいます。実はこの品種は、皮と実の間が甘く、皮を食べないとその甘さが分からないとか。その風味は熱にも負けないため、加工をしてもいつまでもいちじくのおいしさを感じられるのだそうです。
ブッセだけじゃない!"白いちじく"を盛り上げる仕掛け
創業59年になる『寿屋富吉』は、元からブッセが看板商品。蟹江町が"白いちじく"を特産品として推奨し始めた時から"白いちじく餡"を開発し、ブッセの商品を作り始めました。使用する"ホワイトゼノア"は契約農家から仕入れ、皮ごとミキサーにかけてピューレ状にし、滑らかにこしたものを白あんと合わせます。卵たっぷりの生地を焼きあげたブッセにこの餡を挟むと相性が抜群。一年中味わえる白いちじくのお菓子が誕生したのです。 この店では、他にもカステラやまんじゅう、パイにも合わせ、町の特産品を盛り上げています。中でも今の季節、一番の人気は、収穫時期だけの限定品『白いちじく大福』。加藤アナは皮ごと入った白いちじくの大福餅を頬張ると、「ジューシーな白いちじくに、白あんのしっとり濃厚な味が一緒になるといいですね」と堪能しました。 現店主の2代目をはじめ、家族で町の特産品"白いちじく"を使ったお菓子づくりに余念がない『寿屋富吉』。「蟹江にしかないものとして提供できるのが魅力かなと。白いちじくの加工品をきっかけに、若い生産農家も出てくるといいと思います」と若き3代目は語りました。 (CBCテレビ「チャント!」9月19日(木)放送より)
CBCテレビ