俳優・鈴木福、1歳でデビューして20歳に。「ドラマで共演した亀梨さんは目標とする大人の1人」
4人きょうだいの長男、福さんの役割とは?
――福さんは2歳年下の妹・夢さん、9歳年下の弟・楽さん、11歳年下の妹・誉さんの4人きょうだいですが、歳の離れた楽さん、誉さんとの接し方で工夫していたことはありますか? 福 僕が長男だからとか、歳が離れているというようなことはあまり意識したことはありません。ただ、僕が両親から一番厳しく育てられたようには思っているので、自分が両親から受けた大切なことを意識しながら妹や弟に接することはあります。4人きょうだいで工夫していることがあるとしたら、何か問題があったら両親の代わりに僕と夢が話を聞いて、なるべくきょうだいの中で解決できるようにしていることかもしれません。 ――学校や習い事、仕事とそれぞれ忙しいと思うので、なかなか4人がそろうことは難しいのではないでしょうか? 福 そうですね。4人ともがそれぞれ忙しいので一緒に過ごせる時間が少なくなってきています。だから月に数回は妹弟とごはんを食べる時間を意図的に作っています。夢と楽とは外食をすることもありますし、僕が家で料理をして4人で食べることもあります。 ――20歳の誕生日は家族でどんなふうに過ごす予定ですか? 福 6月17日は僕が過ごしたいようにさせてくれるみたいなので、祖父母も呼んで家族みんなで食事をしたいなと思っています。
リビングで過ごす時間が家族仲を深める
――幼いころから仕事をしている福さんですが、幼少期のイヤイヤ期や思春期の反抗期はありましたか? 福 幼少期のイヤイヤ期はなかったと母から聞いています。思春期も僕の家庭ではすじが通っていないことに対して本当に厳しかったので、ただ単にムカついたり怒ったりするようなことはなかったです。 ――思春期のころ同世代の友だちと自分はちょっと違うなと感じたことはありましたか? 福 同世代の友だちは家に帰ってひと言も話さず、おふろに入って寝てしまうような子もいたと思います。でも僕は、家に帰ればきょうだいもいたし、そもそも自分の部屋にこもって過ごすことが好きではないので友だちと同じようなことはなかったですね。 ――話を聞いていると鈴木家はとても会話の多い家族のように感じます。 福 リビングにいればだれかはいるので、会話の多い家庭かもしれません。僕も自分の部屋にいるよりもリビングで過ごす時間が好きなので勉強をしたり、セリフを覚えたりする時間以外はリビングにいます。