のどを鍛えて誤えん防止/埼玉県
食べ物などが気道に入ってしまう「誤嚥」によって引き起こされる肺炎などを予防するため、高齢者がのどを鍛えるイベントがさいたま市で開かれました。 このイベントは全国でのどを鍛えるトレーニングを紹介している「日本声磨き普及協会」が企画したもので、60代以上を中心におよそ230人が参加しました。 厚生労働省の調査によりますと、誤嚥性肺炎は、去年1年間の日本人の死因で6位と上位に入っています。 高知リハビリテーション専門職大学の光内梨佐准教授は講演で、誤嚥は歳を重ね飲み込む力が衰えることで起こりやすくなるため、のどや舌の筋力を鍛え続けることで予防できると説明しました。 このあとインストラクターが表情筋や舌の筋力トレーニングや、のどに負担がかからない発声の方法を指導しました。 協会によりますと「息を吐き切ったあと、鼻から空気を吸って、直線方向に一定に吐く」のがポイントで、参加者は、健康な日々を過ごせるようトレーニングに励んでいました。
テレ玉