初夏の夜を彩るホタルの光に…120年に一度しか咲かない花!“今しか見られない”光景
井戸さん: 「分かるかや?これは葉っぱよこれが花よ」 記者: 「これですか!これ花なんですね」 まるで稲穂のように見えるのが黒竹の花。黒竹は120年の周期で花を咲かせると言われていて、1世紀に一度見られるか、見られないかのとてもとても珍しい花なんです。 井戸さんが見つけたのはおととい。 「邪魔になるやろ。歩道のほいで切りよって、そして子どもが花が咲いたんじゃないってなんのことかわからんかった。知らんわな(笑)ぱっと見たら花とは…」 愛媛植物研究会の松井宏光会長に写真を見てもらうと… 愛媛植物研究会 松井宏光会長: 「初めて見ました。間違いなく開花です。黄色い袋みたいなのがぶら下がっていますが、これがおしべの花粉袋だから花びらはない葉の先にあるとんがったものこのおしべが出ているところがすべて一個ずつの花になる」 一方で、珍しい現象だからか“黒竹の花が咲くと不吉なことが起こる”と言われることもあるそうです。 「今は記録が残っていて120年という黒竹の生理的なメカニズムというのが ある程度わかってますから不吉なことというよりはむしろ一生に一回見れるか見れないかという幸運な時期に 立ち会えたということを喜んだ方がいい」 井戸さん: 「生きてる間に花が見られただけ幸せよ。もうおそらく見えんで、わしの孫のもういっちょ孫ぐらいじゃないと。まぁすごいこっちゃ」