【360度動画】東京五輪、観光の目玉になるか 浅草・お台場クルーズに試乗
レインボーブリッジをくぐると、第六台場が進行方向の左側に見えてくる。人の立ち入りが禁止されており、植物や野鳥の宝庫となっている。 気がつくと、周囲は港の雰囲気がただよう景色に変わっていた。ほどなくして、「あじさい号」はお台場海浜公園に到着。約45分の船旅だった。
クルーズ観光の魅力と課題は?
この招待研修旅行は、船旅の活性化を目指す同協会が、日本旅行業協会と連携して2008年1月から実施していおり、今回が9回目。2020年東京オリンピック・パラリンピックを見すえて、東京の河川・港における舟運をテーマに設定した。船旅と周辺観光スポットを織り込んだ旅行商品の企画立案の促進につなげたいとしている。 クルーズの魅力は、東京の水辺をめぐることで、この街の歴史や文化から新しいスポットまで、東京の魅力を幅広く紹介できることだろう。一方で、こうした魅力を外国人観光客にも伝えるには、案内をどう充実させるかにある。船内の音声アナウンスで対応できるのは、3か国語程度だと見られるが、様々な国の人々に説明するには言語の幅を広げるなど、検討の余地があるように思えた。 (取材・文 具志堅浩二)