最も遅い真夏日、小松30度 半袖の「霜降」
二十四節気の一つで霜が降りる頃とされる「霜降(そうこう)」の23日、石川県内は雨や曇りとなった。北陸地方を通過する寒冷前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で気温は上昇し、小松では正午までに30・1度を記録。金沢で31・7度を記録した1887(明治20)年10月23日に並び、県内で統計を取り始めてから最も遅い真夏日となった。 そのほか金沢28・4度、輪島26・8度など、輪島市三井を除く9観測地点で午前のうちに夏日を記録した。 兼六園では、11月から始まる雪づりの準備が進む中、半袖姿の観光客らが散策を楽しんだ。額ににじむ汗をハンカチで抑えながら歩く女性も目立った。 大気の状態が非常に不安定で、金沢地方気象台は夕方にかけ落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要としている。24日は高気圧に覆われ、晴れる見込み。