中崎絵梨奈、「卍リバース」で堕落人生の恐怖感じる「明日は我が身だと」
女優の中崎絵梨奈が25日、都内で映画「卍 リバース」公開記念舞台あいさつに出席した。 明治、大正、昭和と3つの時代を生きた近代日本を代表する文豪・谷崎潤一郎の不朽の名作を男女逆転にアレンジした作品。 脱サラして美術学校に通う主人公の妻であり、弁護士の弥生を演じた中崎は「弁護士でもあるので、モラルを大切にしてきた物を崩されていくのを感じて、明日は我が身というか、自分もこうなり得るんだろうみたいな恐怖を感じながら演じてました」と撮影を振り返った。役の難しさについて「堕(お)ちていく瞬間みたいなのがあったんですけど、爆発はするけど理性は持っておかないといけないという葛藤が難しかった」と明かした。 イベントではセリフ覚えが難しかったという話題になったが、「私は普通の覚えやすいのもありつつ、(劇中で)堕ちていった後も違和感みたいなのはなかった」と回顧。「人を愛すると出てくる(言葉)だろうなって」と苦戦しなかった様子だった。
報知新聞社