「パーティーはダメじゃない、金の出入りを明確にしてね、と世の中は言っている」自民党・石破茂元幹事長に裏金疑惑を聞いてみた
政界を揺るがす、政治資金パーティーを利用した自民党の裏金疑惑。そんな中、かつて自民党の幹事長や石破派のトップを務めた石破茂衆議院議員が口を開きました。毎日放送「よんチャンTV」に出演し、松野博一官房長官の対応については「誠実な人だと思っているだけに違和感がありました」としながらも、事務総長でも「知らないことがあっても不自然ではないと思う」と話しました。 【画像を見る】「次の総理にふさわしい人」世論調査で名前挙がる人たち
「松野さんは誠実な人と思っているだけに…答弁に違和感」
――松野博一官房長官が何を聞かれても、キックバックに関しては答えないということでしたがどのように答弁はご覧になっていましたか? (石破茂 衆議院議員) 松野さんて人をよく知ってるわけじゃないんですけど、すごく誠実で、真面目な人です。その松野さんがああいう答弁しかできないのが、『これ何があるんだろうな』って思いました。他の閣僚はもうちょっと明確に答えていたように思うんです。 新藤さんや西村さんも聞かれてました。松野さんだけえらく歯切れが悪い、明確に答えなかったのは、この人何があるんだろうって、人間的には誠実な人だと思っているだけに違和感がありました。 ――その姿を目の当たりにして何で答えないと思われますか? (石破茂 衆議院議員)わからない、わかるんだったら苦労はしない。本人だけの問題じゃなく、誰かに波及することを心配してるのか、全然わからないです。事務総長が全部を事細かに知ってるかっていうと、それは私も難しいところがあるんだと思うんです。 まして、安倍派は100人近い数がいるわけで、事務総長といっても国会議員ですから国会議員の仕事もしていれば、政府の仕事もしているわけです。選挙区にも帰ったりするわけですよ。事務総長は全部パーフェクトに知っているかというと、派閥によって違うんだけども、知ってないことがあってもあまり不自然じゃないと思います。 ――派閥のパーティー券を売る場合にノルマがあり、ノルマ以上に売った場合はキックバック、これは実態としてはあったとお考えですか?